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2016年8月

2016年8月30日 (火)

エッセイ 「夫婦喧嘩仲裁の手紙」

20160830今月の文章教室で発表した作品です。
原文は縦書きで、あえて縦書き書式のままにしました。
読みやすくするため、改行と空白行を入れてあります。
写真は講座テキストの実物です。

*

   ***** 「夫婦喧嘩仲裁の手紙」 ***** (CZ-0307)

 名古屋の徳川美術館に、戦国時代の武将からの手紙がある。
 差出人は織田信長、宛名は羽柴藤吉郎秀吉の正室寧々。最近の研究の結果、天正九年(1581)の作で実物らしい。
(一説では天正四年…手紙に日付は無い)
 手紙の内容は何と夫婦喧嘩の仲裁。

 夫人宛の手紙のためひらがな文で、旧仮名づかいに加えて当時の習慣として濁点を付けないので、素養がないと実物を見ても読めない。
署名はくだけて「のぶ」としてあるが、それにしては天下布武の印章がいかめしい。

 その一部を漢字と濁点を補って引用するとー
 ・・・何方をたずね候えども、それさまほどのは、又ふたたび、かのはげ鼠、相もとめがたき間・・・
(どこを訪ねても、あなたほどの妻は、かのはげ鼠は二度と得られないだろうから)
と寧々の容色や態度を褒め、亭主が浮気しても悋気は程々にして、と諭している。
 日本史通の間で有名なこの手紙は、司馬遼太郎の「新史太閤記」に詳しく出てくる。
 小説であるから、あたかも見ていたかのように、信長は正室濃姫の目前で、筆を執って書いたという。

 私はこの一年、NHK文化センターの日本史講座に通っているが、前期のテーマは「日本史最前線」後期は「豊臣秀吉・その虚像と実像」。
 講師は共立女子大の堀教授、ジーンズが似合う少壮学者で話が巧い。
授業ではこの手紙がスライドで公開された。(写真)
 昨年十月から毎月一回で、この九月に終了する。十月からは新講座「織田信長」だそうだ。

 講師によると、常識とも思われている司馬史観は、必ずしも真実とは限らないという。
小説であるから、事実に基づいた自由な発想があるのは当然だが、その影響は大きい。

 この手紙にしても、最近の研究ではいくつかの矛盾が見られ、本物ではあるが信長の自筆とは疑わしい。
 まず犬も食わぬ夫婦喧嘩の仲裁を、信長がするだろうか。天下布武は公印で、このような手紙に用いるのはふさわしくない。それに達筆すぎる。最後にこの手紙は秀吉に見せること、とあるのもわざとらしい。

 これはおそらく秀吉が信長の許しを得て、祐筆に書かせた秀吉の文章ではなかろうか。無学な秀吉なら、勿体つけるため天下布武を押すかもしれない。
 もちろん許可なくこんなことをしたら、切腹はまぬかれまい。

 講師は織田信長研究では知られた人で、司馬遼太郎も大好きだという。
研究が進んで真実が明らかになると、かえって興ざめすることもありますね、と笑っていた。
 ちなみに歴史学者が小説を書くと、大抵はつまらなくなるそうだ。
 
                                             (了)
  課題‐2 「宿題・学ぶ」 1080字  2016.08.15

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2016年8月26日 (金)

今回は建具屋さん・・・網戸の張替え

Photo二階寝室の網戸が破れ、張り替えました。
ネットで調べたら、自分でもやれそうだ、と挑戦。
一寸コツがいるけど、割合巧く行きました。

近くのビバホームに行って材料の調達。
ゴムビードという、網を抑えるゴムひもにいろいろなサイズがあります。
寸法は確かめて行ったけど、そこまでは気付かなかった。
直径3.5、4.5、5.5㎜・・・とあり、網もお値段によっていろいろ。
ペットがひっかいても敗れません、なんてのもありますが、一番安いので充分。

材料費は安いので、念のため3.5㎜と4.5㎜の両方を調達。
それぞれ7mのパックで¥128-と¥178-。網は90×200㎝が¥248-(税抜き) 結局4.5㎜が適合。
それに専用ローラーが要ります。¥148-
カッターナイフは、刃の大きいものを用意。Photo_2

工作は指示通りにやれば、ピンと巧く張れます。
たるみやしわの無い様にやるのは、一寸したコツというか腕というか。
なお小さな穴なら、補修用キットでできます。見映えは良くありませんが。

プロに頼むと、大きさに関係なく1枚¥3000-位、来てもらえば出張費が¥3000-くらいです。
スマホ写真のため、ピンボケご容赦。

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2016年8月19日 (金)

夏の魚・・・第79作 ハモ

11_2
関西特に京都で珍重される魚で、7月の祇園祭をハモ祭りとさえ呼びます。
漢字では鱧と書きますが、普通はカナ書きしています。

飼育が難しいのか、水族館でもなかなかお目にかかりません。
ずっと以前、神戸市立須磨海浜水族園で見た記憶があります。

漁期が短く漁獲量が少ないため高価で、1㎝あたり6回というハモのホネ切りは、プロの料理人でないと出来ません。
市場では開いてホネ切りしたものを売っています。
ハモ料理では、好みにもよりますが「落とし」が最高でしょう。79

このハモを題材にした日記があります。
佳人とハモの落しを頂く、少々艶っぽいエッセイです。
よろしかったら、どうぞお立寄り下さい。
http://rusmina-2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/0073-5b61.html

写真は;-
ネットから拝借した実物(多分生きてる)791
苦労したスケッチ
基本彩色を終わったところ

79_2


完成品は例によってアルバムにあります。
よろしかったら、どうぞお立寄り下さい。
http://rusmina-2.cocolog-nifty.com/photos/pcsuisai/79.html

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2016年8月11日 (木)

久々の大阪出張

R22都内のある商社の依頼で、8月9日に日帰り出張してきました。
流石に大阪日帰りはいささかキツイです。

ユニバーサルスタジオに近い大阪市営舞洲(まいしま)ヘリポートのO社を、商社の外国人を含むスタッフと訪れました。
商社が依頼する仕事の打ち合わせで、私の仕事は技術面の必要助言。金銭面は原則タッチしません。

現役在阪中の一時期、大阪市の依頼でこの公共ヘリポート管理事務所で、管制官のまね事Photoをしたことがありました。
その関係でO社の社長が良く覚えていてくれ、お蔭でだいぶ仕事がやり易くなりました。人間関係は大事ですね。
ユニバーサルスタジオが、建設中のころです。

Aw109路新幹線車中では、インターネットで私のパソコン水彩画お魚シリーズが話題となり、商社役員の英国人から;-
You are a very nice Airtist !
とお褒めの言葉を頂きました。
このブログ左サイドバー「お魚シリーズ」でご覧頂けます。77

写真は;-
エプロンでホバリング訓練するロビンソンR-22
舞洲ヘリポート管理棟全景 大阪南港にあります。
O社格納庫のAW-109、民間最速のヘリコプター

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2016年8月 1日 (月)

今年の年中行事

Photo_3
同好の友人と年中行事と称し、毎年夏にSLみなかみ号に乗りに行きます。
もう10年以上続いているでしょうか。
7月30日(土)に行ってきました。

東京から片道4時間かけて、てんぷら蕎麦食べて温泉に入って帰るだけ。20120818sl
ウチの奥さんは「よっぽど美味しいお蕎麦なんでしょうね」
確かに美味しいけど、マァ普通のお蕎麦ですよ。
大の男がまる一日かけて、興味のない人からすればバカみたい。
テッちゃんなればこそですね。
同好の氏によれば、何ら生産的な事をしていない、。

Photo_4今年の牽引機はC-6120急行列車用大型蒸気機関車。
貨物用のD-51(通称デゴイチ)に比べると、気のせいか乗り心地がソフトみたい。12系客車は変わりません。
18切符を使って高崎までは鈍行で、高崎発着(片道2時間)のSL列車の旅です。
帰りは快速アーバンのグリーン車にしました。
池袋の馴染みの居酒屋で、馴染みのKさんの笑顔に迎えられて打ち上げ式、これも例年通り。Photo_5

写真は;-
水上駅で出発を待つC-61みなかみ号。スマートな外観
昨年のD-51みなかみ号。武骨ですね。
C-61のキャブ(運転席)、人力投炭なので重労働。
沼田駅ではNHK大河ドラマ真田丸の旗がPhoto_6
渋川駅では長時間停車で人、人、人

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