新刊書のご紹介
「ドクターヘリ “飛ぶ救命救急室”」
西川 渉 著
時事通信社 ¥1600;-
ヘリコプターが有用なのはいまや常識ですが、救急救命の現場で活躍しているのは、案外知られていません。
事故や怪我、重症の急病などでは、すぐ思いつくのが救急車ですが、深刻な医師不足の状況は、救急医療の最前線に、真っ先にしわ寄せが来ています。
受け入れ病院がなくて、救急車が事故現場から動けなかった、などという話を聞きます。
著者は「ドクターヘリは救急車と競合するものではなく、相互に補完して救命効果を挙げるものだ」と言っています。
ヘリコプターを活用すると、医療機関の選択肢が、飛躍的に増大します。
ドクターやナースが事故現場に出向き、初期治療をすることで、救命効果が大幅に上がるだけでなく、予後の社会復帰にも貢献しています。
本書は政府の法的な裏づけを得て、今ようやく本格的に整備される事になった、
ドクターヘリとそのシステムについて、大変判りやすく解説した好著です。
特に第7章の、ドクターヘリに救われた命、の体験記は感動的でさえあります。
2009.06.09朝日新聞朝刊に、本書の紹介記事がありました。
なお、ドクターヘリMD-902飛行中の写真は、朝日航洋カレンダーより拝借しました。
著者は現在、救急ヘリ病院ネットワーク理事、日本航空医療学会監事など
沢山の肩書きがありますが、もともとはヘリコプターのプロ。
元朝日航洋㈱代表取締役専務、つまり私の上司でありました。
ドクターヘリと消防防災ヘリについてのリポートが、私のブログにあります。この中のドクターヘリのエッセイは2002年5月に書かれたものです。
http://rusmina-2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/0055-3-0f14.html#more
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 新刊書のご紹介(2009.06.23)
- 0038 激怒させるための手紙(2008.11.18)

コメント