0064 飛行船ここだけの話し(5)・・・空飛ぶこいのぼり
端午の節句はこいのぼり。このこいのぼりが空を飛びました。
なんと飛行船で大きなこいのぼりを吊り下げ、災害地の子供たちを激励しよう、
というものです。マスコミにも取り上げられ、かなり話題になりました。
2006年5月、BMWの広告バナーをつけた巨大な飛行船ツエッペリンNT「BMW号」が、
中越地震で被災した災害地を訪問しました。災害復旧工事の調査などに活躍して、
さらに大きなこいのぼりを吊り下げ、子供たちを激励したのです。
被災地の子供たちを招待飛行して、大きなプレゼントとなりました。
この年の早春、九州鹿児島にある飛行船格納庫で、国土交通省大阪航空局の検査官による修理改造検査が行われました。
検査項目は「こいのぼり吊り下げ装置」。
飛行船客室床面には 90cmx60cm の開口部分があり、ここからロープでこいのぼりを吊り下げます。
吊り下げていると速度が出せないので、目的地上空で機内から吊り降ろし、
デモンストレーションが終わると、また引き上げます。
市販のこいのぼりで最大のものを調達し、横浜にあるヨットのセールメーカーで
補強してもらいました。激励する子供たちは、男の子に限りませんので”緋鯉”です。
こいのぼりの全長は12mもあるのですが、何せ飛行船は全長75mあります。
吊り下げても少し離れて見ると、なにやらクジラがイワシをぶら下げているような・・・。
特大のものを特注して製作するには、時間の余裕がアリマセンでした。
飛行中安定してきれいに”泳いで”くれるように、そして安全に吊り下げ、取り込みが出来るように、現場が作業しやすいように、とない知恵を絞って工夫したものです。
余談ですが、本当はこいのぼりに限らず、いろいろ宣伝対象物を吊れる様にしたかったのですが、航空局の検査官にすれば、自分が検査して安全を確認したものでないと、認可は出来ないのでしょう。
ごもっともな事です。
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2009.04.02 株式会社 日本飛行船殿より、
素晴らしい写真が贈られました。
3月28日六本木ヒルズ上空を夜間飛行する、ライトアップされた
飛行船を捉えたものです。 4月14日放送開始の、フジテレビの
ドラマにも登場するそうです。
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